「キッチンカーを始めたい!」
そんな気持ちをもってスタートを切られる方、素晴らしいと思います!
ただ、気持ちだけでスタートしてしまい、やってみたはいいものの
売上が上がらず、ビジョンとはかけ離れた現状になってしまった。
そんなこともなくはありません。
実際、新規出店者が1年以内に店をたたむケースが半数です。
キッチンカーは稼げるのか?
いくら売り上げたら、キッチンカーでは黒字になるのか?
キッチンカーの毎月の収益はどれくらいなのか?
意外と見えてこない数字を実数を含めてご紹介させていただきますので
スタートのご参考にしていただければと思います。
*軽車両タイプ・ワンオペでの計算
キッチンカーはどれくらい稼げばいいの?いくらから黒字?損益分岐は?
僕がキッチンカー事業をしていてお金の計算をすると
月の売上が80万円をこえると、月収35万円を超えてきます。
ここに年金や健康保険、その他税金なども差し引き、初期投資の返済金まで含めると
手元に残るのは20万円ちょっと。
大分経費を抑え気味にしたとしても
キッチンカーの稼ぎ1本で食べていくには
少なくとも70万円くらいの売上が必要になります。
実際、売上を立てることに苦労しているキッチンカーもかなり多くあり、
思った以上に難しい現実があります。
僕自身、そういった時期を通り、苦しかった過去もありました。
一方で、月200万円以上を売り上げるキッチンカーさんもいますし
大きなキッチンカーであれば、それ以上売り上げることも可能です。
今回は最低ラインに照準を合わせて、そのために必要なポイントをご紹介します。
キッチンカーで月80万円をどう突破するか?
僕は平日のオフィスランチ出店にほぼ限定しています。
その場合で計算していくと。。。
月80万円の売上に対して、平日22日
つまり、1日の売上36,363円が損益分岐点の突破ラインになります。
1日約37,000円をどのように売り上げるか。。。
ランチ出店のみで約37,000円となると
単価はいくら?何食?売らなければいけないのか
キッチンカーの大体の平均単価750円で計算すると。。。
1日50食以上という計算になります。
キッチンカーランチ営業での売れ行き、食数の動きは?
大体キッチンカーランチ営業は11:30~13:30もしくは14:00が多いです。
営業時間的には2時間から2時間半ありますが
オフィス街のピークタイムは12:00-12:30
11:30-12:00、12:30-13:00にも動きはありますが
13:00以降はかなり減ってきます。
となると食数のバランスは
くらいの目安になります。
キッチンカーオフィスランチはピークタイムの提供速度が命!
時間当たり食数のなにが肝心かというと、
ピークタイムに1食1分で提供ができるか?です!
提供スピードをそこまで持っていけなければ、ピークタイムを逃し
ピークタイムを逃せば、大体どこの現場でも食数は伸びてきません。
食数が伸びなければ売り上げもたたず
キッチンカー経営が破綻してしまうということになります。
イベントキッチンカーにおいても提供速度は大切!
今回はオフィスランチの実例をあげて紹介させていただきましたが
イベントのキッチンカーでも回転数を上げることは売上向上の基本です。
朝からずーっと行列が絶えないが、ゆっくりなキッチンカー10時間と
夕方需要のみだが、提供が速いキッチンカー3時間
蓋を開けてみると
結局売り上げが変わらなかったということもありました。
キッチンカーを始める前に描いておかなければいけないこと
どの現場で、何を、いくらで売るにしても
数字から逆算した営業計画を立ててスタートしないと
やってみてから思うようにいかず、スタートに苦労してしまうかもしれません。
最悪の場合、そのままキッチンカー事業をたたまなければいけない
なんてことになりかねません。
どういった現場に出店するのか?
いくら売り上げる必要があるのか?
何食出さなければいけないのか?
提供スピードはどれくらいなのか?
このイメージを描いたうえで、「いける!」と
自信を持ててスタートしたほうが、
キッチンカー事業は成功しやすいと思います。
また、今回の提供スピード以外にも
現場の確保、強い商品など
儲けが出せるキッチンカーになるために必要な要素はまだまだあります。
そういったことも今後ご紹介させていただきます
少しでも、キッチンカー成功者が増えることを願って。
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